#働きたくない専業主婦
現代社会において、専業主婦という形態がありますが、そんな中でも共働き世帯が増え、
結婚後も女性が働きに出るという状況が極自然になっています。
一方、パートナーが低収入で、生活苦なので、共に働くべきとわかっていても、
働かない主婦が少なくありません。
これは単に働きたくないだけなのでしょうか。
日本には専業主婦世帯が600万世帯以上あります。
「夫の収入が高ければ働かなくても良い」という理屈はまだわかりますが、
実は「世帯年収がそれほど高くなくても働かない」という専業主婦もおり、
こういった主婦は「貧困専業主婦」と呼ばれます。
なぜ主婦が働きたくないと感じるのか、特に30代~50代の主婦が
働きたくないその理由には様々なものがあります。
今回の記事では、
働きたくない専業主婦の特徴、生活苦なのに、お金がないのに、家計が苦しいのに働かない
という心理や理由、対処法、仕事の意欲を高めるための方法などについて
まとめ紹介します。
貧困専業主婦とは?
貧困専業主婦とはどういう人のことを言うのかというと、まず世帯所得が貧困層だということです。
貧困専業主婦は子供2人の4人世帯で244万円以下の主婦
具体的に貧困層というのは、夫婦と子供が2人いる4人世帯で収入が244万円以下という定義になっています。
そういった貧困世帯の主婦のことを貧困専業主婦と周さんは定義しています。
貧困専業主婦は21万人
貧困専業主婦は全国に21万人いるそうです。
夫の収入が低いと妻がパートに出たり、アルバイトしたりするイメージがありますが、そうではなく、21万人の主婦が働かないということです。
もちろん働かない主婦のなかには不本意な人もいます。
夫が病気だとか、又は介護が必要だということで働きたくても、働けない不本意な人は全体の21万人中の4分の1だそうです。
21万人の4分の3は自ら望んで貧困専業主婦
残りの4分の3は世帯年収が244万円以下だと知っていながら、自ら望んで専業主婦になっているそうです。
その研究によると虐待育児放棄が普通の主婦に比べて高く、子供に教育費がかけられないため、貧困の連鎖に陥りがちだということです。
しかし子育てに幸せを感じるので、貧困という問題を自覚しておらず、表に出にくいところが問題なのではないかと周さんはご自身の研究の中で指摘しています。
以前は夫の収入が低ければ夫婦共働きで、夫の収入が高ければ専業主婦になって家庭を支えるという感じでした。
高度経済成長の時はそういった住み分けがあって、女性は家庭を支えるということは結構ありました。
しかし最近は夫の所得とは関係なく、専業主婦を選ぶ女性が増えているということだそうです。
なぜ貧困専業主婦でも働かないのか?
ブランクがあるので働くことがきつい
なぜ働かないのかということですが、1つは「ブラック企業」という言葉があるように、今は勤めることがキツイということがあるでしょう。
きつくても働いている人はいますので、それに耐えられない理由としては、例えば高校または大学を卒業して就職してから、その後一度辞めて再就職しようとしたときに、ブランクがあるということが一番の問題なのでしょう。
勤務時間が合わない
2番目はやはり勤務時間が合わないことです。
要するに子育てがあったり、介護があったり、家事をしないといけない。
その中で残業があったり、夜遅くまで働かなければならないなどとなかなか厳しいわけです。
最近では時短勤務制度を取っているところもありますし、フレックスに勤務時間を決められるようなところもありますが、地方に行けば行くほどそういう会社は少ないので、勤務時間がネックになっているということです。’
プライドがじゃまする
もう一つはプライドだと思います。
就職した後にブランクがあって、再就職しようと思った時に、年下が上司になったり、または新たな仕事を覚えるのにたくさん注意をされたりすることもあるでしょう。
また、年下の人たちもいる中で人間関係を作っていかなければなりません。
例えば自分が40歳くらいで、下の子が22歳とか25歳だとブライドが邪魔してやりにくいのだと思います。
こういった理由から、なかなか再就職できなかったり、仕事をするより子育ての方がいいから、専業主婦がいいという発想になるのではないかと思います。
生活苦であっても、仕事にトラウマがあって働かない
以前働いていたときに、会社で嫌な思いをしている場合には、それが原因となって生活苦なのに働きたくないと考えていることもあります。
仕事上のトラウマやその特徴として、具体的に以下のようなものが挙げられます。
このような経験があるため、専業主婦の方の働く気持ちが減退し、生活苦なのに働きたくないと感じます。
家計が苦しいのに、専業主婦をやめたくない
各々仕事に対する価値観は異なりますが、なぜ働かないかというと、一般的に、専業主婦は働きながら家事育児をするよりも肉体的にも精神的にも楽であると考えられます。
専業主婦であれば、仕事の納期に追われながら家事育児をこなす…といったことはなく、心と時間にゆとりを持つことができます。
そのため、仕事内容や職場環境などに関係なく、また家計が苦しいといった状況とも関係なく、とにかく「働く」ということを苦痛に感じるようになるのです。働き始めると、専業主婦であれば好き勝手に使えた自分の時間も仕事に当てなくてはなりません。
また、専業主婦であることに慣れてしまうと、お金のために働く気が起きにくくなります。「今までは主人の稼ぎで暮らしていたわけだし、自分が稼いでもお金の状況がほとんど変わらないなら、働くだけ損」と考えるのです。
このように、専業主婦でい続けたいため、家計が苦しくても働きたくないと感じます。
フルタイムで働かないのは、社会で働ける自信がない
なぜフルタイムで働かないかというと、専業主婦でいることに慣れてしまい、今更社会に出ることに自信がないため働きたくないという人もいます。特に、大学卒業と同時に専業主婦になったような場合には、社会経験がないため不安が多くあります。
また、新しく就職するとなると、自分より年下の人が上司になりますし、年下の人の方が仕事ができる状態で入社することになります。そのような状況はプライドが許さない、と考えるケースもあります。
その他、フルタイムで働く体力や家事育児との両立などを懸念して、働くことへの抵抗が生まれてしまうことも少なくありません。
このように、社会に出て働くことへの自信のなさから、働きたくないと感じます。
子育てに専念したい
働かない主婦の特徴として、子育てに専念したいから働きたくないと考える人もいます。
小さいうちから保育園に入れるのではなく、自分の手元で育てたいと考えるのです。「幼少期の子供の教育にはついていた方がいい」という考え方は今もなお残っています。
専業主婦であれば、子供の習い事の送迎や保育園の送り迎えなどもできますし、より子供と親密な関係を築くことができます。
社会の仕事はいくらでも代わりが効きますが、子供を見守り変化に気づくことができるのは、母親だけです。このように、子どもの教育や成長を1番近くで支えるために、働きたくないと感じます。
お金がないのに働かないのは、仕事以外にやりたいことがある
お金がないのに、働かない主婦や女性の特徴としては、毎日没頭できる趣味ややりたいことがある場合、働きたくないと考える人が多いです。
特に、専業主婦で平日の時間のあるときには自分の趣味に没頭していたような場合には、この思考は生まれやすいです。働くことの必要性は理解しつつも、「自分の趣味ができなくなるくらいなら働きたくない…」と考えます。
このように感じる人の特徴として、自分がやりたいことには没頭できても、仕事に関してはモチベーションが下がってしまうというものがあります。お金がないのに働けないのはそういった状況や感情に陥るからなのです。
働きたくない主婦が働かなくて済む4つの方法
働きたくないと感じていても、働かなくてはならない局面はたくさんあります。しかし、無理をして働くことは、精神的にも身体的にもよくありません。
そこでここでは、働きたくない主婦が日々の生活でできるちょっとした工夫を紹介します。
パートナーや家族とのコミュニケーション
家族やパートナーと、働くかどうかや家事・育児の分担などについて率直にコミュニケーションを図ることが重要です。家族全員が理解し合い、協力し合うことで、主婦が働かなくても家庭のバランスを保つ方法を見つけることができるかもしれません。
趣味や副業を活用する
主婦が家庭に専念しながらも、趣味や副業を通じて自己成長や収入を得ることができるかもしれません。オンラインでの趣味活動やクリエイティブな活動を通じて、自己実現を追求することも一つの方法です。
ランニングコストを減らす
まずは専業主婦の方は、家計を見直し、ランニンングコストを減らしましょう。
家計が苦しくても、家賃が安い地域に引っ越す、保険を見直すなど、できることは様々あります。
実際に2LDKの家が、東京だと家賃相場10万円程度ですが、埼玉だと5~7万円で済むといったこともあります。
また、子供がまだ生まれていないような場合には、計画性を持って子供を作ることも大切です。一般的に、子供を1人育てるのに3000万円かかると言われています。
「子供にいくらかけられるのか、何人までなら余裕を持って育てられるのか」をしっかりと把握するようにしましょう。
生活水準を変え、節約上手になる
日々の生活の経費の中で、減らせる部分をカットしていくことも重要です。
例えば、以下のような工夫をすることができます。
そのほか、専業主婦の方は、必要なもの以外は買わない生活を心がけることで、生活費を削減することができます。
どうしても働きたくない主婦が働く意欲を持つには?
専業主婦の方は、働きたくないと感じる理由は、人それぞれありますが、生きていれば働かなくてはならない局面というのは出てきます。
しかし、いざ仕事を探そうとしても全く意欲がわかないという人も少なくありません。
そこで、ここでは働く意欲を持つためにできることを4つ紹介します。
働きたくない理由を考え、回避する
まずは、どうして自分が働きたくないと感じるのか、その原因をメモ帳などに書き出しましょう。
具体的には以下のような書き方ができます。
考えられる原因が書き出し終わったら、働きたくない原因が自分にあるのか他人の行動にあるのかを検証します。自分の原因であれば考え方や行動を変えることができますし、他人の原因であれば、その原因元となる状況を回避する方法を考えることができます。
このようにして、回避できることは回避しつつ、取り組むことができそうな職業を見つけましょう。
この方法をとることで、自分に合っていて無理のない仕事を見つけやすくなるので、興味のある方はぜひ実践してみてください。
在宅ワークに挑戦する
在宅ワークに挑戦してみるのも良いでしょう。在宅ワークには以下のようなメリットがあります。
このように、基本的には自由にできる仕事ですので、子供が小さくて働けない人、パートに行きたくない人、通勤が億劫な人等には非常に効果的な働き方です。
在宅ワークは、スキルが必要なものからいらないものまで様々なものがあります。
初心者歓迎の依頼もあるため、自信がない場合にはこのような案件から取り組むと良いでしょう。
また、2020年には、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務を取り入れた企業情報が増え、従来の副業的な在宅ワークよりも選択肢が広がっています。
ぜひ、ご自身に合った在宅ワークを探してみてください。
自分と同じ境遇の人を見つけて仲間を作る
現在専業主婦で、働きたくないと考えている人は、世の中にはたくさんいます。
Twitterや掲示板などで、自分と同じ状況の人を見つけて、話してみましょう。
自分と同じ状況の人と話をすることで、働きたくない心情を共有することができますし、ともに仕事を頑張ることもできます。また、仕事で嫌なことがあっても、共有する相手がいるため心強いはずです。
このように、一緒に働く仲間を見つけてお互いに支え合うことで、働くことに対する不安を軽減することができるでしょう。
キャリアカウンセラーに相談する
キャリアカウンセラーに今後の仕事探しについて相談することも、働く意欲が生まれるきっかけになります。
キャリアカウンセラーとは、働くことについて支援し、相談に乗ってくれる専門家のことです。今までの自分のバックグラウンドを元に、自分に合った職業を提示してくれます。
カウンセラーに相談し、自分にもできそうな仕事を提示してもらうことで、やる気が出る可能性もあります。
1度も社会で働いたことがなく、自分から仕事を探しづらいという場合に非常にオススメな方法です。
まとめ
なぜ働きたくないのか、生活苦なのに、お金がないのに働かない主婦、家計が苦しいのに働かない嫁、今更フルタイムで働きたくない理由、を解説しましたが理由は人それぞれ様々あります。
しかし、生きている以上お金は大切かつ必要なものであり、働かなければいけない時は訪れます。
ぜひ、日々の節約を徹底したり新しい職を探したりして、少しでもストレスない生活を送ってください。
私自身は、妻には専業主婦で家を守ってほしいと思っています。ですが我が家は共働きです。
そこそこの収入がありますが、私の妻は、幼少期からの夢を職業に出来ているので、そこまでに
至った努力等を考えると私の理想を押し付けることはできませんでした。
ですがやはり共働きだと、共働きならではの苦労や悩みがあります。。。
それはまたいずれ、記事にしたいと思います。
U-star電材ガス設備事業グループ 代表